ミルフォード・トラック ハイキング
トップページに戻る	世界一美しい散歩道ミルフォード・トラックを歩く いつかミルホード・トラックを歩いてみたいと思っていました。たまたまロングステイクラブの6名のメンバーが12月17日〜20日までの4日間トランピング（ＮＺではトレッキングのことを言うようです）に行くとの事を聞き私も遅ればせながら参加させて頂きたくお願いしましたところ、快く引き受けて頂き感謝しております。私は参加メンバーの方をほとんど知らない人ばかりです。また夫婦とも動きが鈍く、冗句のみ得意なだけで私たち夫婦は皆さんに迷惑をかけることが多くなると心配でしたが私のアバウトな性格でなんとかなるさ式で参加しました。 ｊまず最初にＮＺ観光局のホームページでトランピングの申込をいたしました。1日40人の入山許可ですが私は36番妻が３７番目で危うくセーフ、幸先よし。次に持参する食べ物や寝袋をどうするかを参加者の皆さんから教わり準備完了、背負ってみましたら１０Ｋ近くになりこれでは妻の体力が持たないと心配になり衣類を出来る限り減らしましたがエネルギー源の食料は減らすわけにもいかず９Ｋ近い荷物となりました。 12月15日登山の玄関口テ・アナウに集合しました。 テ・アナウＢ・Ｂ宿舎の庭で参加者の記念撮影。これから何時までも笑顔が続く事を願って夜はバーベキューパーティーで賑わいました。Ｂ・Bのルピナスの花が皆さんを歓迎してくれるように綺麗に咲いていました。 第一日目（12月17日）テ・アナウから船で出発地点に到着、さあこれから世界一美しいと言われている道を歩きます。もうこの場所には戻ることができない一方通行の散歩道です。皆さんと記念撮影してこの場所とお別れしました。 一日目は足慣らしで５ｋの道です。平坦な整備された道の両側は深いブナの木と小鳥のさえずり、川の流れの音のみで道端には名もない花が咲き世界一美しい散歩道の始まりです。 1日目の道　ブナの木にはコケが寄生して神秘的、 最初の山小屋、夜10時まで明るいので電気なし、ガスコンロと流し完備、トイレも水洗で快適です。二段ベットに寝袋で寝ましたが意外と快適 2日目（12月18日）約１８Ｋの道、ごろごろした石のアップダウンあり広い開けた草原の道ありと変化に富んできました。一人の女性は両足に大きなマメをつくり今晩のおかずにするつもりでしょうか。水を一杯含んでつらそうでした。 2日目にオーストラリアからきていた70歳前後の女性が足をすべらせて転倒し膝を痛めて歩行困難。第二宿泊施設にヘリ発着施設があり救急ヘリが到着して病院に運ばれていきました。ＮＺは怪我の治療費すべて無料だそうです。ヘリの費用は無料化どうかは聞き漏らしました。 3日目（12月19日）このトランピングのハイライト、マッキンノン・パスに向けて一気に登る。約５００m登り約９００m下山する道はマウントクック・リリー、マウント・デージィの花々で素晴らしい景色でした。この写真は山雪が残る山頂近くからの眺めです。 マウントクック・リリー 4日目（12月20日）最後の道は１８Ｋ。3時までにミルフォードサウンドの船着場に到着しないと船がでてしまいます。足の遅い女性は暗い内に起きて朝6時出発しました。 最後の道は平坦と聞いていましたが、石ころ道あり、倒木ごえありのサバイバル道。平坦な綺麗な道があると思えばつり橋が多数あり一番変化に富んだ道でした。皆　無事完走で思わず到着地点で万歳です。後ろには歩き終えた人がトレッキングシューズをぶら下げて帰った靴･靴・・・ 今回の体験は私にも特に足のマメをこらえて完歩した妻にも最高の勇気と自信を与えてくれました。ミルホードからの帰りのバスの中で見た川の両側に幅300メートルはあろうかと思われるルピナスの群生が約２Ｋ程続いていました。おもわず無言になり一瞬息がとまる思いでした。自然に涙がこぼれそうな感動はこれほどまでの人生で最大のものです。 54キロの行程を一緒に同行してくださった皆さんに心から感謝いたします。ありがとう！！ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前ページに戻る